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初めて訪れた海外はフィリピンでした



貧しい国だろうな

苦しい生活をしている人達もたくさんいるよな

何か私にできることあるかな



行く前はそんなことをぼんやり考えていました




だけど それは私の全くの思い違いでした




ホームステイ先の家族は

両親が出稼ぎに海外に出ていて

たくさんの子供達とおじいちゃんおばあちゃんが

一緒に住んでいました




そしてそこの人々は

いつも眩しいくらいの笑顔で過ごしていました




毎日明るくケラケラと笑いながら

子供達は小さいうちからたくさん家事を手伝って



夜が来ると近所の人達が集まって

どこからともなく 踊り明かす宴が始まって



みんな心底楽しそうに暮らしていました




電気もない 水道も通ってない

家だってお世辞にも立派とないえないような小屋で




経済的にも物質的にも

絶対に日本の方が豊かなのに

彼らの方が思いっきり人生を楽しんでいるような




そんな姿に衝撃を受けたことを

今でも覚えています




そう

旅をすることは




メディアやバーチャルではなく

自分の目で見て 

肌で感じることで

リアルな経験をすることで

現地の人達と直接話すことで




それこそが事実なのだろうと思います




だから私は

もっともっと色々な世界を見たい

綺麗な景色も そうでない景色も



希望に満ちた場所も 

悲しい歴史が刻まれている場所も



気が合う旅仲間との出会いも

全く価値観や文化が違う人達との出会いも



全部ひっくるめて

旅でしか味わえない経験がたくさんあるから